ポータブル電源、クラス最小最軽量なモデルはどれ?

ポータブル電源

ポータブル電源はかなり重い。わたしの持っている2000Whクラスのポータブル電源は22kgもあるのでクルマに載せるのに一苦労です。ポータブルという名前からも持ち運ぶことを前提にしているので、できるだけ小さくて、軽いものがいいですよね。

ということで、主要メーカーのポータブル電源について、寸法、重量、容量、定格出力等を公式サイトで確認しました。(2025年6月時点、Jackery,EcoFlow, Anker, BLUETTI, POWERArQ, JVCケンウッド, DABBSSON, ToGoPOWERの公式サイト)

そのデータをバッテリー容量(Wh)にたいしての重量(kg)と縦×横×高さの寸法から単純計算した容積(L)で各モデルを比べました。横軸にバッテリー容量(Wh)、縦軸に重量(kg)および容積(L)をとってプロットしたのが下の図です。

結果、各クラスの最小最軽量モデルは以下のとおりです。

  1000Whクラスは、ToGoPower ADVANCE1000(8.6kg)

  2000Whクラスは、ToGoPower MASTER2200(15.0kg)

  3000Whクラスは、DABBSSON 3000L(25.8kg)

最大手のメーカー名でなくてちょっと驚きましたが、つぎにそれぞれのクラスごとに詳しくみてみましょう。

1000Whクラス

ポータブル電源の容量900~1100Whを1000Whクラスとしました。軽量小型モデルの順位です。
※順位付けは、容量当たりの重量(kg/Wh)、容積(L/Wh)で行いました。

順位メーカーモデル容量(Wh)定格出力(W)重量(kg)縦(mm)横(mm)高さ(mm)
1ToGoPowerADVANCE100093310008.6290201200
2ToGoPowerMASTER100093310008.7290201200
3Jackery1000 New107050010.8327224247
4PowerArQPowerArQ Pro1002100010.42333235273
5DABBSSON1000L1008120010.6188.5390240

ToGoPower ADVANCE1000は、このクラスでは最小、最軽量です。目立つ黄色でオシャレなデザインで、本体上部にはワイヤレス充電ポートを設置したので、対応しているスマートホンなどは載せるだけでケーブル不要で充電できます。

最大手メーカーでいえば、Jackery 1000 Newが最小、最軽量です。

2000Whクラス

ポータブル電源の容量1900~2100Whを2000Whクラスとしました。軽量小型モデルの順位です。
※順位付けは、容量当たりの重量(kg/Wh)、容積(L/Wh)で行いました。また、容積比より重量比を優先しています。

順位メーカーモデル容量(Wh)定格出力(W)重量(kg)縦(mm)横(mm)高さ(mm)
1ToGoPowerMASTER22001944220015350265240
2Jackery2000 New2042220017.9335264292
3DABBSSON2000L2048220018.6226465.62284.5
4EcoFlowDELTA 2 Max2048200023497242305
5BLUETTIElite 200 V22073.6220024.2350250323.6

ToGoPower MASTER2200は重量15kg(!)と、このクラス最軽量です。純正弦波2200W(瞬間最大4400W)の出力で、ほとんどの家庭用電気製品への利用が可能です。

このクラスも、最大手メーカーでいえばJackery 2000 Newが最小、最軽量です。

3000Whクラス

ポータブル電源の容量2900~3100Whを3000Whクラスとしました。軽量小型モデルの順位です。
※順位付けは、容量当たりの重量(kg/Wh)、容積(L/Wh)で行いました。

順位メーカーモデル容量(Wh)定格出力(W)重量(kg)縦(mm)横(mm)高さ(mm)
1DABBSSON3000L3072300025.8243.5485294.3
2Jackery3000 New 3072300027416325305

DABBSSON 3000Lは、先進的な半固体電池構造により、より軽量で安全なパッケージで高い性能を発揮します。

このクラスも、最大手メーカーでいえばJackery 3000 Newが続いています。

まとめ

「重い、大きい」には耐久性や防水防塵性能などの理由があったりするので、一概に「軽く、小さい」モデルが優れているとは言えません。ただ持ち運びを考えると重量や寸法もポータブル電源にとっては大切な仕様のひとつだと思います。

今回の比較は公式サイトにある情報をもとに結論づけましたが、各モデルを実測しているのではないのでご理解ください。

以上、ポータブル電源購入にさいして皆さんの参考になれば幸いです。

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