ポータブル電源とセットのソーラーパネルって、使いものになるのか?

ポータブル電源

ポータブル電源とセットの折り畳み式ソーラーパネルって、使いものになるのかな?

100Wぐらいでも実用的なポータブル電源の充電できるの?

ポータブル電源の購入を考えていろんなサイトをみると、折り畳み式で持ち運べるソーラーパネルとの組み合わせがでてきます。100~200Wぐらいのソーラーパネルをつかった充電は実用的なのでしょうか?

いくつか具体例をあげながら解説します。この記事の最後に、ポータブル電源とソーラーパネルの組み合わせが様々な条件下でどの程度実用的なのかを簡単にシミュレーションできるリンクもつけました。

ぜひ最後までご覧いただき「自分の使い方だと何Wのソーラーパネルで足りるのか?」をみつけてください。

何Wのソーラーパネルなら実用的なのか

結論からいうと、ポータブル電源と組み合わせるポータブルなソーラーパネルが「使いものになるか」どうかは、「何に使うか(消費電力)」、「ポータブル電源の容量」、そして「天候や日照条件」によって大きく変わるため、一概に「何Wあれば使いものになる」とは言えません。

「使いものになる」かどうかの判断基準:

  1. 給電したい家電の消費電力: 消費電力が低い機器(スマホ、LEDランタン)であれば、比較的少ない出力のパネルでも十分使えます。高消費電力機器(電気ケトル、エアコン、電子レンジなど)を動かすには、より高出力のパネルか、複数のパネルを組み合わせる必要があります。
  2. ポータブル電源の容量: パネルで発電した電力を貯めるバッテリーの容量が大きければ、夜間や悪天候時にも電力を使えます。パネルの出力に対して容量が小さすぎると、すぐに満充電になり、発電が無駄になることがあります。
  3. 使用する時間帯と天候: ソーラーパネルの出力は、太陽の角度や天候(晴れ、曇り、雨など)に大きく左右されます。

結局のところ、ご自身の具体的なニーズに合わせて、パネルの出力、ポータブル電源の容量、そして使用する家電の消費電力を考慮し、発電と消費のバランスが取れているかを判断することが重要です。

わたし個人の見解では、ポータブル電源に組み合わせるポータブルソーラーパネルの出力は、

ポータブル電源に長時間つないで使う電気機器の消費電力の合計分より少し多め(高消費電力な機器はポータブル電源に貯めている電力でまかなう前提)
ポータブル電源を1日(5~6時間で)で満充電にできる

あれば「使いものになる」と考えます。

主要ポータブル電源メーカーのソーラーパネル製品一覧

主要なポータブル電源メーカーが現在販売している単体のソーラーパネルを、出力が小さいものから順にまとめました。価格は時期や販売店によって変動するため、あくまで参考としてご参照ください。

メーカー名商品名定格出力 (W)参考価格 (税込)
AnkerSolix PS30 Portable Solar Panel30約 7,990円
JackerySolarSaga 40 Mini40約 17,900円
AnkerSolix PS60 Compact Portable Solar Panel60約 17,990円
JackerySolarSaga 100W100約 34,800円
AnkerSolix PS100 Portable Solar Panel100約 34,900円
EcoFlowEcoFlow ソーラーパネル 110W110約 33,000円
EcoFlowEcoFlow ソーラーパネル 160W160約 42,900円
AnkerSolix PS200 Portable Solar Panel200約 69,990円
JackerySolarSaga 200W200約 86,600円
EcoFlowEcoFlow ソーラーパネル 220W220約 69,300円
AnkerSolix PS400 Portable Solar Panel400約 99,990円
EcoFlowEcoFlow ソーラーパネル 400W400約 126,500円

注記:

  • 価格は2025年6月時点での情報であり、キャンペーンや販売チャネルによって変動する場合があります。
  • 製品名には、折りたたみ式やコンパクト型など、複数のバリエーションが存在する場合があります。
  • このリストは、ポータブル電源メーカーが単体で販売しているソーラーパネルに焦点を当てています。一部のメーカーは、特定の高出力パネルを個別に販売せず、ポータブル電源とのセット販売のみとしている場合もあります。

概算で100Wあたり3万円程度でしょうか。上表のものもふくめて主要なポータブルソーラーパネルの出力にたいする価格をプロットしてみました。ご参考まで

簡易的なケーススタディシミュレーション

ポータブル電源とソーラーパネルの組み合わせが、様々な条件下でどの程度実用的なのかを簡単にシミュレーションしてみましょう。

下の関連記事にある簡易シミュレーターで、天候、利用する家電、ポータブル電源の容量といった要素を自由に設定できます。それらの条件に応じて、ソーラーパネルの推定発電量、充電にかかる時間、そして家電をどれくらいの時間使えるかがリアルタイムで視覚的に表示されます。これにより、「自分の使い方だと何Wのソーラーパネルで足りるのか?」という疑問に、ご自身で答えを見つけられるようになります。

ご自身の具体的な使用目的や、どれくらいの電力を賄いたいかによって「使いものになる」かどうかの判断は変わってきますので、ぜひ一度ご自身のニーズを整理してみてください。

まとめ

わたしの場合は、2000Whクラスのポータブル電源で1泊程度のキャンプ、車中泊に使うことが多いので400W程度のソーラーパネルがあれば、使いものになりそうです。

ソーラーパネルの出力も大きいほうが何かと便利ですが、予算との兼ね合いもあるのでよく考えて購入したいと思います。まずは200W買ってみて、そのあと様子をみながら更に200Wを買い足すのもいいですね。

この記事が皆さんの参考なればうれしいです。ではまた。

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